エコフローのポータブル電源・チェンソーはDELTA 3シリーズでどのくらい使えるの？

山林での伐採作業、庭木の剪定、災害時の倒木処理…。電源のない場所でチェンソーを使いたいけれど、「ポータブル電源でどれくらい作業できるの？」と不安に思っていませんか？

結論から言うと、エコフローのDELTA 3シリーズなら、800Wのチェンソーで約1.3〜5時間の連続使用ができます！

この記事では、実際の使用例や消費電力の計算をもとに、各モデルでどれくらいチェンソーを使えるのか、そしてあなたの作業にはどのモデルが最適なのかを詳しく解説します。

実際に使っている人の声：本当に使えるのか？

まずは、実際にポータブル電源でチェンソーを使っている人たちの声を見てみましょう。

電動チェンソーとポータブル電源の実測データ

今日も引続き竹をやっつけています😂
マキタの電動チェンソーでバリバリ行ってます🎶
空家で電源が無いので充電はポータブルバッテリーから取って空になったらソーラーで充電😁
エコだね～
そ～だね～ pic.twitter.com/cEMqxONzBs

— さくら造園　埼玉県加須市 (@Sakurazouen2014) May 8, 2021

造園業者の方が、電源のない空き家でマキタの電動チェンソーを使用している実例です。ポータブル電源から充電し、空になったらソーラーパネルで充電するという理想的な使い方をされています。

国道から登る村道の途中に落ちていた直径30センチ長さ3メートル程の倒木を800wの電動チェンソーで輪切りにしてきた。

ポータブル電源が満充電状態で始めて2時間程で10箇所を切断して残り64%だった。

倒木の写真は撮り忘れたが、松食い虫による被害っぽい。燻蒸は村でやってくれるかな？ pic.twitter.com/cKqELwkgS0

— ちにゃと 築140年の古民家を買ってみた (@chinyato) September 20, 2023

800Wのチェンソーで2時間の作業（倒木10箇所切断）を行い、バッテリー残量が64%だったという実測データです。つまり、36%の消費で約2時間作業できたことになります。

玄関の工具棚に電気チェンソーがあったので試しに事務所裏のニセアカシアを切り倒してみた。

直径10センチ程のを1ダース切ってポータブル電源S2000の電力を22%程消費した。電気チェンソーの消費電力は900w。

折角なので粗大ゴミに出さずに薪にしちゃうかな。 pic.twitter.com/Vcr4aVdZBi

— ちにゃと 築140年の古民家を買ってみた (@chinyato) January 13, 2023

900Wチェンソーで直径10cmの木を12本切断して、ポータブル電源（1,500Wh）の22%を消費。

計算すると約330Whの消費となり、実際の作業量と電力消費のバランスが分かる貴重なデータです。

チェンソーの消費電力を理解しよう

実際にどれくらい使えるかを知るには、まずチェンソーの消費電力を理解する必要があります。

チェンソーの種類別消費電力

引用：https://www.husqvarnaconstruction.com/jp/batsuteriqu-dong-zhi-pin/535i-xp/

消費電力の変動要因

チェンソーの実際の消費電力は、以下の要因で変わります：

• 木材の硬さ：広葉樹は針葉樹より電力を消費
• 直径の太さ：太い木ほど負荷が大きい
• 切断速度：速く切ろうとすると消費電力が増加
• 連続使用 vs 断続使用：連続使用の方が消費電力が高い傾向

1日の標準的な作業パターンでの計算

パターン1: 軽作業（DIY向け）

• チェンソー稼働時間: 1.5時間
• 使用チェンソー: 800W
• 消費電力: 800W × 1.5時間 = 1,200Wh

パターン2: 標準作業（半日作業）

• チェンソー稼働時間: 3時間
• 使用チェンソー: 900W
• 消費電力: 900W × 3時間 = 2,700Wh

パターン3: 本格作業（プロ向け）

• チェンソー稼働時間: 5時間
• 使用チェンソー: 1,450W
• 消費電力: 1,450W × 5時間 = 7,250Wh

※実際の作業では、休憩・移動・準備などがあるため、8時間の作業日でもチェンソーの稼働時間はこのくらいになります。

DELTA 3全モデルの使用可能時間比較

それでは、エコフローの各モデルで実際にどれくらいチェンソーを使えるのか見ていきましょう。

800Wチェンソー使用時

1,450Wチェンソー使用時（Husqvarna 535i XP®）

計算式

• 連続使用時間 = 容量(Wh) ÷ 消費電力(W)
• ※実際の作業では、休憩や移動時間があるため、1日の作業時間はこれより長くなります

DELTA Pro 3がプロ作業に最適な理由

• 1日8時間作業でも安心の容量（800Wチェンソーで約5時間連続使用可能）
• 高出力チェンソーにも対応（3,600W定格出力）
• エクストラバッテリーで最大12kWhまで拡張可能
• ソーラーパネル充電で連続作業が可能

他機器併用時のシミュレーション

実際の作業では、チェンソーだけでなく他の機器も使いますよね。現実的な使用シーンをシミュレーションしてみましょう。

林業・造園作業での併用パターン

パターン1: 基本セット（DELTA 3 1500使用）

• チェンソー800W × 2時間 = 1,600Wh
• LED照明20W × 3時間 = 60Wh
• スマホ充電50W × 0.5時間 = 25Wh
• 合計: 1,685Wh → DELTA 3 1500（1,536Wh）では不足、DELTA 3 Max（2,048Wh）なら使えます

パターン2: 電動工具併用（DELTA 3 Max使用）

• チェンソー800W × 2時間 = 1,600Wh
• 電気ドリル1,080W × 0.3時間 = 324Wh
• LED照明20W × 3時間 = 60Wh
• スマホ充電50W × 0.5時間 = 25Wh
• 合計: 2,009Wh → DELTA 3 Max（2,048Wh）でギリギリ使えます

パターン3: プロ仕様・長時間作業（DELTA Pro 3使用）

• チェンソー1,450W × 3時間 = 4,350Wh
• 電気ドリル1,080W × 0.5時間 = 540Wh
• 丸ノコ1,400W × 0.5時間 = 700Wh
• LED照明20W × 8時間 = 160Wh
• スマホ充電50W × 1時間 = 50Wh
• 合計: 5,800Wh → DELTA Pro 3 + エクストラバッテリー1台（8,000Wh）なら十分使えます

災害時・停電時の使用シミュレーション

倒木処理での使用例

• チェンソー800W × 2時間 = 1,600Wh
• LED照明20W × 5時間 = 100Wh
• スマホ充電50W × 0.5時間 = 25Wh
• 合計: 1,725Wh → DELTA 3 Max（2,048Wh）なら使えます

停電時の応急作業

• チェンソー800W × 1時間 = 800Wh
• LED照明20W × 8時間 = 160Wh
• スマホ充電50W × 1時間 = 50Wh
• ノートパソコン60W × 2時間 = 120Wh
• 合計: 1,130Wh → DELTA 3（1,024Wh）でもほぼ使えます

チェンソー作業で電力を節約する方法

限られた容量を最大限に活用するコツをご紹介します。

方法1: 断続使用を心がける

• 連続使用より断続使用の方が電力効率が良い
• 木の倒し方向確認、測定などで適度に休憩
• 効果: バッテリー温度上昇を抑え、使用時間延長

方法2: 作業内容に合わせたチェンソーを選ぶ

• 細い枝は軽量・低出力モデル
• 太い幹は高出力モデル
• 効果: 過剰な出力による無駄な電力消費を防止

方法3: ソーラーパネルとの併用

• 昼休みや移動時間に充電
• 400Wソーラーパネル（晴天時）での満充電時間:
  • DELTA 3 / Plus: 約3.4時間
  • DELTA 3 1500: 約5.1時間
  • DELTA Pro 3: 約13.3時間
• より速く充電するには:
  • DELTA 3 Plus: 400W × 2枚で約1.7時間
  • DELTA Pro 3: 400W × 3枚で約4.4時間
• 効果: 電源のない場所でも連続作業が可能

まとめ：ポータブル電源でチェンソーは実用的に使える

用途別最適モデル早見表

※1 チェンソー稼働時間は800W機種を想定。実際の作業時間（準備・休憩含む）はこれより長くなります。

※2 ポータブル電源の価格は、キャンペーン時期(約40％引き)の目安になります。

■選び方のポイント

DELTA 3 / Plus（¥139,700〜）がおすすめの人：

• 週末に庭木の手入れをする程度
• 軽量で持ち運びやすいモデルが欲しい
• コストを抑えたい

DELTA 3 1500（¥181,500）がおすすめの人：

• 半日程度の本格的なDIY作業をする
• 容量と価格のバランスを重視
• 中規模の伐採作業に使いたい

DELTA 3 Max / Max Plus がおすすめの人：

• 1日がかりの造園作業をする
• 電動工具と併用したい
• 災害時の倒木処理にも備えたい

DELTA Pro 3（¥350,350）がおすすめの人：

• プロの林業・造園業者
• 高出力チェンソー（1,450W以上）を使う
• エクストラバッテリーで容量拡張したい
• ソーラーパネルと組み合わせて連続作業したい

エコフローのポータブル電源があれば、電源のない場所でもプロレベルの作業が可能になります。

用途に合わせて最適なモデルを選びましょう。